老人看護専門看護師が看護師の倫理的感受性をアセスメントする視点および倫理的感受性を育むアプローチ

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • PERSPECTIVES OF CERTIFIED NURSE SPECIALIST IN GERONTOLOGICAL NURSING IN ASSESSING AND CULTIVATING ETHICAL SENSITIVITY AMONG NURSES

抄録

<p>本研究の目的は,老人看護専門看護師(Certified Nurse Specialist in Gerontological Nursing:以下GCNS)が看護師の倫理的感受性をどのようにアセスメントしているのか,また,倫理的感受性を育むためにどのようなアプローチをしているのかを明らかにすることである.GCNS 8名に半構造的インタビューを実施し内容分析法を用い分析した.倫理的感受性をアセスメントする視点は,【日常的に患者の尊厳を守っているか】【患者の最善とは何かを考え続けることができているか】等8カテゴリであった.また,倫理的感受性を育むためのアプローチは,【患者らしさや,患者の真の意向を探り続けることの重要性を示す】【“患者にとっての最善”を多職種で話し合えるよう調整する】【承認されていると感じられるような環境を作る】等6カテゴリであった.GCNSは,倫理的感受性をアセスメントする際に,日常倫理の視点と,患者の最善を立ち止まって考えられるかという視点を重要視していた.また高齢者の真の意向を探り続けるために多職種で対話を重ねること,対話の風土を作るために心理的に安全な環境を作るといったアプローチをしていた.</p>

収録刊行物

  • 日本CNS看護学会誌

    日本CNS看護学会誌 11 (0), 1-9, 2024-04-25

    一般社団法人 日本専門看護師協議会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018451149605120
  • DOI
    10.32164/jpncns.11.0_1
  • ISSN
    24344079
    21895090
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ