フランスにおける包括書法に関する一考察

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タイトル別名
  • Une réflexion sur l’écriture inclusive en France
  • フランス ニオケル ホウカツ ショホウ ニカンスル イチコウサツ

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抄録

フランス語の包括書法には、語彙的女性化、二重語を使用する統語的女性化、中性表現を使用する中立化がある。フランスでは語彙的女性化は公にほぼ認定され、職業名の女性形は一般に使用されている。それに対して中黒を使用した省略二重語による女性化、及びノンバイナリーな代名詞による中立化は、文章読解や文法に重大な影響を与えるとの懸念から公が拒絶している。加えて男性形の総称用法という言語直感が話者には根強くみられる。

収録刊行物

  • ふらんぼー

    ふらんぼー 49 41-60, 2024-03-31

    東京外国語大学フランス語学科研究室フランス研究会

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