我が国の看護基礎教育課程におけるシミュレータを活用したシミュレーション教育の現状と展望

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書誌事項

タイトル別名
  • Current Status and Future Prospects for Simulator-based Simulation Education for Undergraduate Nursing Students: A Review of the Japanese Literature Focusing on Clinical Competence
  • ―看護実践能力に着目した文献検討―

抄録

<p>目的:看護基礎教育におけるシミュレータを活用した既存の教育実践を網羅的に探索する.</p><p>方法:シミュレーション教育,看護基礎教育,看護実践能力を評価した45論文を,5年ごとの出版数,トレーニング種類,シミュレータ種類,看護専門領域,看護実践能力から検討.</p><p>結果:論文数は2011年以降増加し,低機能・中機能・高機能シミュレータが活用され,シミュレータと模擬患者を組み合わせた実践もある.成人看護学(急性期)と基礎看護学で多く,精神看護学,在宅看護学での報告はない.看護実践能力群において,IV群:ケア環境とチーム体制を理解し活用する能力,V群:専門職として研鑽し続ける基本能力で活用が少ない.</p><p>結論:今後は,看護実践能力のIV群・V群での展開と,精神看護学,在宅看護学の学習目標に適合するVRやAR技術を活用したシミュレータの開発・教育での活用が望まれる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018506585280384
  • DOI
    10.57541/janssl.23-003
  • ISSN
    27585476
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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