国立大学法人評価第3期達成状況報告書とその結果からみる大学の自己評価の傾向と課題

Description

国立大学法人評価第3期中期目標期間において作成された2回の達成状況報告書とその結果を自己評価の実態把握のために分析した。中期計画に対する段階判定の、大学が提出した自己判定と評価結果は、4年目終了時で76%、期末で53%が一致した。この段階判定は3段階で行われたが、大学が提出した【3】判定は、4年目終了時は42%が、期末では57%が評価結果では【3】未満に下げられ、大学の過大評価が一定割合みられた。第3期から導入された、4年目終了時時点から顕著な変化があった場合に期末に提出して評価を受ける制度は、大学により解釈が異なり、中期計画のうち期末に提出した数が2~96%と大きくばらついた。結果として、期末に顕著な変化があったと評価されたものは全国の中期計画の5%程度であり、大学が想定する顕著な変化と大きな乖離があった。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390018518956124160
  • DOI
    10.60422/jirue.17.0_3
  • ISSN
    24358959
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Allowed

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