看護学生の遂行能力の実態

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タイトル別名
  • Activity Assessment of Nursing Students Based on the Activity Functioning Scale for Nursing Students
  • ─看護学生用生活機能評価尺度(活動面)を基準にして─

抄録

<p>現代生活におけるメールの普及や家族形態の変化などから,看護学生の生活技術や対人関係能力の低下が指摘されている。看護教育では,看護技術教育と並行して適切な生活習慣の獲得や対人関係技術の向上などを促す学習支援が必要となっている。そのため,看護学生の社会で生活する能力を把握する必要がある。これまでに看護学生用生活機能評価尺度(活動面)を作成し,信頼性と妥当性を確認した。この尺度は肯定的な視点から個人の課題や行為を遂行する能力を測定するものである。本尺度は個人の課題や行為を遂行する能力を質問の合計点で示し,その合計点を活動点という。活動点が高ければ高いほど課題や行為を遂行する能力が高いことを意味する。</p><p>本研究では,看護学生用生活機能評価尺度(活動面)を活用し,看護学生の活動点の実態を明らかにした。1年生から3年生の看護系大学生272名,看護系以外の大学生173名を対象に,属性や生活背景を問う設問と看護学生生活機能評価尺度(活動面)によって構成される自己記入式質問票を用いた調査を実施した。調査期間は2013年11月から2014年7月であった。その結果,看護系大学生の活動点は37.8±6.5点であった。看護系大学生と看護系以外の大学生の活動点に統計的な有意差が認められた。また,看護系大学生は祖母と同居の有無で活動点に統計的な有意差が認められた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018518956241536
  • DOI
    10.20685/kenkouigaku.32.4_431
  • ISSN
    24239828
    13430025
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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