外来語の語形のゆれ

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書誌事項

タイトル別名
  • Fluctuation of Forms of Japanese Loan Words
  • “<i>-chikku</i>” and “<i>-tikku</i>”
  • チックとティック

抄録

日本語の「ゆれ」の一つに,英語の「-tic」を外来語として受け入れる際に「-チック」とするか「-ティック」とするかということがある.検索エンジンを使ってWWWを検索すると,ヒット件数がそれぞれの語形の出現頻度に近くなり,手軽に使用状況が把握できる.調査結果からは,「-tic」のゆれが3段階の過程を経ていることがうかがえた.第1段階は「-チック」で受け入れた古い段階,第2段階は「-ティック」で受け入れた新しい段階,そして第3段階は,日本語の中で「-チック」が接尾辞として確立し,英語起源でない語にまで使われるようになった段階である.

収録刊行物

  • 計量国語学

    計量国語学 29 (1), 34-39, 2013-06-25

    計量国語学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018518956269824
  • DOI
    10.24701/mathling.29.1_34
  • ISSN
    24330302
    04534611
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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