FeO-MnO固溶体のスラグへの溶解挙動
書誌事項
- タイトル別名
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- Dissolution Behaviors of FeO-MgO Solid Solutions in Molten Slag
抄録
転炉精錬における耐火物溶損を低減するには,MgOのスラグへの溶解機構を解明することが重要である。多くの場合,スラグとMgOの界面にはFeO-MgO層が生成するため,本研究では,このFeO-MgO固溶体のスラグへの溶解速度を,スラグ組成,固溶体組成を変化させて測定した。その結果,以下の知見を得た。(1)FeO-MgO固溶体は安定ではなくスラグに溶解する。その溶解速度はスラグ中FeO濃度が高いほど増加し,MgO濃度が高いほど低下した。(2)いずれの条件でも固溶体中のFeO濃度はバルクよりスラグ界面の方が高かった。(3)スラグ界面近傍の固溶体中FeO濃度と溶解速度の間には明瞭な関係があり,これが溶解速度を支配する重要な因子と考えられる。(4)スラグ界面近傍の固溶体とスラグバルク中のFeO活量の差と,固溶体中のスラグ界面近傍とバルクとのFeO濃度差の間には相関が見られた。
収録刊行物
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- 耐火物
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耐火物 68 (4), 165-175, 2016-04-01
耐火物技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018518956395904
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- ISSN
- 27593835
- 00398993
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可