Al2O3-SiO2系耐火物に存在する鉄系化合物の存在形態
書誌事項
- タイトル別名
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- Iron-based Compounds in Al2O3-SiO2 Refractories
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説明
代表的なAl2O3-SiO2系耐火物中の鉄系化合物の存在形態を,断面観察,スポット組成分析,マイクロスポットX線回折測定を行い調査した。鉄系化合物の形態は気孔隣接系と粒内系に分類することができ,気孔隣接系は多数の粒子から構成される集合体であった。粒内系ではAl2O3にFe2O3および/またはTiO2が骨材内に分散していた。Al2O3-SiO2系耐火物の気孔隣接系で確認された粒子群の主な結晶相はHematite (Fe2O3)であったが,1400 ℃(0.5時間)熱処理した気孔隣接系で確認された粒子群の主な結晶相はRutile (TiO2) およびMullite(3Al2O3・2SiO2) であり,高温の熱処理後に鉄成分は拡散した可能性がある。
収録刊行物
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- 耐火物
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耐火物 72 (11), 433-443, 2020-11-01
耐火物技術協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018518956404992
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- ISSN
- 27593835
- 00398993
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可