歯科衛生士に必要なデジタルインプラントデンティストリーの基礎知識

DOI
  • 小久保 裕司
    鶴見大学歯学部附属病院インプラントセンター 鶴見大学歯学部クラウンブリッジ補綴学講座
  • 大久保 力廣
    鶴見大学歯学部附属病院インプラントセンター 鶴見大学歯学部口腔リハビリテーション補綴学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Fundamental Knowledge of Digital Implant Dentistry Required for Dental Hygienists

抄録

<p>従来,歯科治療はアナログ技術を中心に進められ発展してきた.しかし近年,世の中のデジタルテクノロジーの進歩に並走し,歯科のあらゆる分野でデジタル化が急速に普及してきた.たとえば,電子カルテ,予約管理ソフト,オンライン資格確認の導入により患者サービスが向上しただけではなく,デジタルエックス線や歯科用コーンビームCTなどの検査機器により診断が三次元的に可能となった.さらに,口腔内スキャナー(Intraoral Scanner:IOS)やCAD/CAM(Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing)システムの普及により,デジタルワークフローが導入され旧来の歯科治療そのものが大きく変革しようとしている.デジタル化をインプラント臨床に導入することにより,①安定した質の高い治療,②治療コスト・時間の削減,③安心・安全・信頼のインプラト治療,④患者とのコミュニケーション,インフォームドコンセントに有効,⑤術前から術後のデータ管理が容易,など多くの利点があるが,十分にデジタル機器の利点・欠点を理解し,使用前に,正しい操作方法のトレーニングを行うことが重要である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018583806777984
  • DOI
    10.11237/jsoi.37.7
  • ISSN
    21879117
    09146695
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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