50代正社員へのキャリア面接の効果検証

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タイトル別名
  • Testing the Effectiveness of Career Interviews for Full-Time Employees in Their 50s

抄録

本研究は2022 年から企業をフィールドとして行ってきた「研修とカウンセリング」をセットとした継続中の実践的な研究の中から速報値としてキャリア面接の効果検証を目的とする。企業内研修会(テーマは「ミドル・シニア世代の働き方))に希望して参加した50代正社員19 人(男性14 人,女性5 人)を対象に2 回のキャリア面接を実施し,面接開始前と2 回終了後に「キャリア自律」と「幸福感Well-being尺度」を取って,数値の変化から面接の効果を検証する。結果はキャリア自律尺度で上昇14 人(74%),下降5 人(26%)。Well-being尺度で上昇13 人(68%),下降6 人(32%)。両尺度とも上昇11 人(59%),下降が3 人(16%)であった。よって面接の効果が一定度検証された。対象者数や希望者であったことなどの限界もあるが,今後,こうしたキャリア面接の効果を検証できるデータを蓄積していくことで,なかなか進まない企業の50 代対策,研修会と連動させた個別のキャリアカウンセリングの普及などが浸透し,50 代が活き活きとした人生を歩むための一助となることが期待される。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018583806791296
  • DOI
    10.24628/yeiwa.22.0_25
  • ISSN
    24336467
    21870330
    1348575X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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