成人期への移行における人生再考の場

書誌事項

タイトル別名
  • A Place for Rethinking Life in Transition to Adulthood A Case Study of the Japanese Folk high school Activity in Rikuzentakata City
  • 成人期への移行における人生再考の場 : 陸前高田市での日本型フォルケホイスコーレ活動を事例に
  • セイジンキ エ ノ イコウ ニ オケル ジンセイ サイコウ ノ バ : リクゼンタカタシ デ ノ ニホンガタ フォルケホイスコーレ カツドウ オ ジレイ ニ
  • ~陸前高田市での日本型フォルケホイスコーレ活動を事例に~

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抄録

<p>宮本(2012,2015)によると,若者にとって成人期への移行の時期には特有の課題があることが示されている.工業化時代には,子ども期から成人期までの一本の順序だった連続的な移行ルートが存在したが,1990年代後半以後,移行期が長期化及び複雑化し,移行パターンは個人化・多様化・流動化した.本研究は,成人期への移行過程で逡巡する若者たちを支える居場所の意味と可能性を,Change Makers‘ College (以下CMC) に集う若者の実態調査を通して探ることを目的とする.今回の調査から「自分と他者と向き合わざるを得ない環境である」,「自分らしい生き方への気づきが生まれる」,「常に人との繋がりを感じる」,「人生満足度の向上が見られる」というCMCが有する4つの意味が見えてきた.今後の課題として,どのような若者に対しても有効な手段となり得るのか,参加後に実社会の中で社会的自立を達成しているのか,運営者側のどのような働きかけがこの結果を生み出しているのかを継続して調査する必要がある.</p>

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