1990年代に行われた下肢腫瘍用人工関節置換術の治療成績
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- 福島 俊
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 岩田 慎太郎
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 小林 英介
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 小倉 浩一
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 尾崎 修平
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 関田 哲也
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 石原 新
- 九州がんセンター整形外科
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- 戸田 雄
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 村松 脩大
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 鮒田 貴也
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
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- 川井 章
- 国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
抄録
<p>【はじめに】下肢の骨腫瘍を広範切除した場合,腫瘍用人工関節置換術は一般的な再建方法である.当科で1990年代に行われた下肢腫瘍用人工関節置換術について,その長期成績を検討した.【方法】当科で1990年1月から1999年7月まで,下肢長管骨原発の骨腫瘍に対して行われた腫瘍用人工関節置換術の症例を対象とした.各症例の臨床経過について,後方視的に検討した.【結果】男性15名,女性13名の計28例,初回手術時年齢は中央値16歳だった.組織は骨肉腫25例,軟骨肉腫2例,骨巨細胞腫1例だった.初回術式は人工膝関節23例,人工骨頭が4例,大腿骨全置換術が1例だった.経過観察期間は中央値222.5か月であり,11例(39.3%)で切断術や再置換術を要した.転帰は原病死8例,腫瘍なし生存19例,他病死1例だった.【考察】当科の1990年代の下肢腫瘍用人工関節置換術の成績は諸家の報告と比較し遜色のない結果だった.年代別の治療成績の改善の有無も検討課題である.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (1), 10-13, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018672472910592
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可