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説明
<p>2020年の関節リウマチ診療ガイドラインでは,人工足関節全置換術(total ankle arthroplasty,TAA)は足関節固定と同等レベルの推奨とされているが,実臨床においては足関節固定術が第一選択とされることが多い.当院ではRA足関節障害に対し外側侵入型TAA(TM ankle)を用いた治療を行なっており,今回この使用経験について報告する.2019~2022年に関連施設でTAAを行ったRA患者6例6足を対象に,足関節可動域,術後合併症,JSSFスコアについて検討した.術後最終経過観察時のJSSFは術前より有意に改善していた.可動域の合計は平均29.2°であった.合併症は2名で外果プレートに感染を生じたが,人工関節そのものに感染は至らず,またインプラントのゆるみは発生していない.RA足関節障害に対し外側進入型TAAを施行し,短期ではあるが良好な成績を得ており,今後足関節固定術に変わる手術法として期待できると考える.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (1), 170-173, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018672472924160
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可