L5/S1腰椎椎間板ヘルニアに対するMED法

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タイトル別名
  • ―FED-interlaminar法との相違点―

抄録

<p>【目的】MED法は低侵襲手術であるが,L5/S1ヘルニアに対するMED法で骨掘削が必要な症例の特徴を術前の腰椎正面Xpを評価して明らかにすること.【対象と方法】2009年から2022年まで,L5/S1ヘルニアに対するMED法を施行した207例を対象とした.術前の腰椎正面Xpでinterlaminar window(以下,ILw)の横径&高さ,腰椎MRIでヘルニアの位置・大きさを評価した.ドリルで骨掘削例(D群)とドリル使用なし例(N群)の2群に分けて比較した.【結果】MED法では骨掘削例(D群)は93.2%(193/207例)であり,FED法の7.1%(25/351例)と比較して有意に多かった.ILwの横径&高さはD群では平均27.3mm&10.9mm,N群では平均28.7mm&11.4mmであり両群間に有意差を認めなかった.【考察】MED法ではFED法と異なり,ILwの横径や高さは骨掘削の有無を規定する因子ではなかった.しかし,ILwが大きい症例(横径27mm以上かつ高さ11mm以上)ではドリル使用頻度は少なかった.MED法ではworking spaceや視野確保のためにILwの骨掘削を行っていると考えられた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018672472935936
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.60
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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