説明
<p>小児内反肘変形に対してModified step-cut osteotomy(本法)を行い骨端線閉鎖まで経過観察した症例を報告する.症例は9歳男児.2歳時転倒し右上腕骨顆上骨折受傷し,保存加療後内反肘となった.肘関節可動域屈曲100°伸展-10°,X線でcarrying angle(以下CA)内反26°,tilting angle(以下TA)-10°.本法を用い32°の外反矯正を行い,術後X線はCA外反7°,TA 0°に矯正された.14歳(術後6年経過時)でCA,TAは矯正損失なく,関節可動域屈曲135°伸展0°,骨端線は閉鎖し良好な肘関節形態となった.小児の上腕骨顆上骨折後の内反肘変形に対し,本法はlateral prominenceが生じにくい利点があり良好な成績が散見されるが,長期経過の報告はない.今回の症例は本法の欠点とされる伸展位固定であったが可動域制限や矯正損失なく,良好な結果であった.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (2), 241-245, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018672472954112
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可