膝関節周囲骨折に対して1期的にロボット支援MakoTKAを施行した2例

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抄録

<p>変形性膝関節症(OA膝)に合併する膝周囲骨折に対する1期的TKAは,骨切りやロングステム挿入が難しいためまずは骨接合術を選択することが多い.今回我々はOA膝を伴う膝周囲骨折2例に対し,1期的にロボット支援TKAを施行したので報告する.対象はOA膝を伴う大腿骨内顆骨折(AO-B2),脛骨高原骨折(AO-B3)である.受傷後3週間の待機期間ののちに1期的ロボット支援TKAを行い,術後単純X線像・ROM・JOAスコアを検討した.2例とも骨癒合得られ,術後59日,33日目に1本杖にて自宅退院,術後HKA 181.3°,179.7°,最終ROMは-10°/100°,-10°/130°,JOAスコアは80点,95点であった.ロボット支援を受けることで,元来技術的に困難であった1期的TKAがより正確に実施することができた.</p>

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  • CRID
    1390018672472956288
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.249
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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