当科における再発・進行骨軟部肉腫に対するゲムシタビン+ドセタキセル療法の使用経験

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抄録

<p>【背景】再発・進行骨軟部肉腫に対する二次治療以降の標準レジメンは確立されていない.今回当科におけるGD療法使用例について検討したので報告する.【対象・方法】当科で2012年1月~2023年5月に再発・進行骨軟部肉腫に対してGD療法を行った32例を対象とした.平均年齢52.4歳,主な組織型は骨肉腫7例,平滑筋肉腫5例,未分化多形肉腫5例等であった.後方視的に治療ライン,無増悪生存期間(PFS),奏効率,12週時点無増悪生存率(12W PFSR),有害事象等について調査した.【結果】全体のPFS中央値4.1ヶ月,12W PFSR 66%であった.軟部肉腫のPFS中央値は一次治療3.9ヶ月,二次治療6.7ヶ月,三次治療以降1.3ヶ月であった.主なGrade 3/4有害事象は,好中球減少59%,白血球減少46%,発熱性好中球減少症20%等であった.【考察】GD療法は標準治療が行えない場合の代替や二次治療以降のレジメンとして有用と考えられた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018672472963712
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.292
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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