肝硬変の成因と病態

書誌事項

タイトル別名
  • Pathogenesis and pathophysiology of liver cirrhosis

抄録

<p>本邦では30万人以上の肝硬変患者が存在すると推計されている.肝硬変の成因としては,以前はC型肝炎が最多であったがその割合は急速に減少し,現在ではアルコール性が最も多くなっている.また,非アルコール性脂肪性肝疾患に起因する肝硬変も急増している.ひとたび肝硬変に至ると,肝予備能低下と門脈圧亢進によるさまざまな症状が出現するが,いまだ根本的な治療法は存在しない.肝硬変に至る前に治療介入することが重要であり,慢性肝臓病の早期発見を目的として,2023年に日本肝臓学会では奈良宣言2023が宣言された.1人でも多くの慢性肝疾患患者が早期発見され,早期受療によって肝硬変への進展が抑制されることが望まれる.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018672472976384
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.121.356
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    38735743
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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