門脈圧亢進症に対するIVR

  • 石川 剛
    山口大学大学院医学系研究科消化器内科学
  • 高見 太郎
    山口大学大学院医学系研究科消化器内科学

書誌事項

タイトル別名
  • Interventional radiology for the treatment of portal hypertension

抄録

<p>門脈圧亢進症に対する画像下治療(IVR)の発展は日進月歩であり,その作用機序から「門脈圧減圧療法」と「側副血行路塞栓療法」に大別される.本稿ではそれぞれの代表的治療として,脾腫・脾機能亢進症に対する「部分的脾動脈塞栓術(PSE)」と孤立性胃静脈瘤に対する「バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)」を中心に,最新のエビデンスを含めて概説する.いずれのIVRも開発当初の治療対象・適応が拡大され,また治療手技・手法が改良されて,低い侵襲性と高い有効性が追求されながら目覚ましい進化を遂げている.内視鏡と薬物療法との融合による集学的治療で,門脈圧亢進症患者の予後延長に貢献できると確信している.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018672472978048
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.121.371
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    38735745
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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