琉球弧のネオテクトニクス-第四紀での隆起・沈降プロセスに関する研究の課題と展望-
書誌事項
- タイトル別名
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- Neotectonics in Ryukyu arc-Future works on processes of uplift and subsidence-
抄録
<p>本論文では,琉球弧における,島弧発達のタイミング,様式および地形発達について,第四紀の地殻変動の観点でレビューを行い,琉球弧の島々の隆起・沈降の傾向と琉球弧島弧を分断する凹地(トカラ構造海峡, 慶良間海裂, 与那国凹地)の形成時期や形成プロセスについて議論する.琉球弧の三つの凹地では,トカラ構造海峡および慶良間海裂の2つの凹地と与那国凹地では発達する正断層の主な走向が大きく異なる.琉球弧の島弧では隆起と沈降のそれぞれの開始時期には空間的なばらつきがある.今後の琉球弧のネオテクトニクスの理解に向けた課題としては,ネオテクトニクスの捉え方,ネオテクトニクスを踏まえたさまざまな地形形成環境と営力を組み合わせた地形発達の理解,および島弧で進行している地殻変動の理解における地質学の貢献が重要である.</p>
収録刊行物
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- 地質学雑誌
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地質学雑誌 130 (1), 153-165, 2024
一般社団法人 日本地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018672474684544
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- ISSN
- 13499963
- 00167630
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可