抗FGF23抗体ブロスマブ(burosumab)の研究開発

  • 山崎 雄司
    協和キリン(株)研究本部研究ユニット疾患サイエンス第1研究所
  • 福本 誠二
    たまき青空病院名誉院長
  • 山下 武美
    協和キリン(株)
  • 島田 孝志
    協和キリン(株)研究本部研究ユニット研究企画部
  • 浦川 到
    協和キリン(株)研究本部東京リサーチパークITインフラグループ

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説明

<p>低リン血症性くる病・骨軟化症の惹起因子としてFGF23を同定した.FGF23の測定系の構築や受容体機構の解明を行い,FGF23関連低リン血症性疾患という概念を確立し,またその根本的治療薬として,FGF23中和抗体burosumabを創製した.burosumabは,本邦ではFGF23の測定と同時に2019年に保険適用となった.2023年には,burosumabは46ヶ国で承認され,約6000名の患者に使用されている.</p>

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 60 (6), 553-558, 2024

    公益社団法人 日本薬学会

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