書誌事項
- タイトル別名
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- ダツタンソ シャカイ ノ ジツゲン ニ ムケタ ICT ノ ヤクワリ ト カノウセイ
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説明
<p> この20 年間,ICT サービスは凄まじいスピードで発展を遂げてきた。Covid-19 の 影響を受け外出自粛が続く中で,多くのオンラインサービスは飛躍的に拡大してきた。ICT の発展に伴い,ICT インフラの拡張やICT 機器の使用などICT 分野自体の電力需要増加による環境負荷増大が大きな懸念となる一方で,ICT 導入による生産効率化やエネルギー利用効率の向上,移動削減などが社会の環境負荷削減に大きく貢献してきた。本稿では,ICT 分野の発展動向及びICT に関する環境影響評価手法の関連研究をレビューするとともに,今後のICT 導入による社会の環境負荷削減ポテンシャル及び経済発展への効果を推計した。ICT サービスの導入により,BAU シナリオと比較して2030 年までにGDP の1.3%増加,GHG 排出量の4.7%削減が見られたことから,経済発展と環境負荷のデカップリングの可能性が示された。今後もICT の導入拡大による経済発展のみならず,脱炭素社会の実現に向けたグリーンICT の普及が大きく期待される。</p>
収録刊行物
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- 地球環境
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地球環境 27 (2), 105-112, 2022-12-31
一般社団法人 国際環境研究協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018926628650752
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- NII書誌ID
- AN10569309
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- ISSN
- 27583783
- 1342226X
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- NDL書誌ID
- 032763064
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可