定着プロセスにおけるトナー離型性の計測技術
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- 河野 将希
- キヤノン株式会社 R & D本部
書誌事項
- タイトル別名
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- Measurement Technology of Toner Releasability in Fixing Process
説明
<p>電子写真において多用される加熱・加圧の定着方式では,加熱させた定着部材にトナーを接触させ,同時に加圧することでメディアに定着させる.この方式では,メディアが定着器を通過してトナーが定着部材から離型する際に,離型性が良好な状態に設計する必要がある.我々は,定着部材からのトナーの離型性を評価する計測手法として,粘着剤の評価試験で一般的に使用されるピーリング試験の考え方を適用し,定着器の温度,圧力および剥離速度の条件下で,剥離時の仕事量 (剥離エネルギー) の計測を行うピーリング試験機を開発した.本稿では,このピーリング試験機の構成,計測方法と,各種条件におけるトナー離型性の評価事例について解説する.</p>
収録刊行物
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- 日本画像学会誌
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日本画像学会誌 63 (3), 267-272, 2024-06-10
一般社団法人 日本画像学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018971040088448
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- ISSN
- 18804675
- 13444425
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可