音声感情認識システムを用いた対話データの分析
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Conversation Data Using Speech Emotion Recognition System
説明
<p>近年,リモートミーティングの普及に伴い,音声主体のコミュニケーションの重要性が高まっている.特に視覚情報が制限された環境では,相手の感情を読み取るのは困難である.このような背景の中で,音声に基づいた感情の認識と分析は,コミュニケーションの質を高める上で極めて重要である.そこで,コミュニケーションの質を高めるために,音声感情認識システムを用いて対話データの分析を行った. これまで我々は, Mehrabian と Russell によって提案された Valence - Arousal - Dominance モデルを用いて構築された音声感情認識システムを開発してきた.本研究では,宇都宮大学パラ言語情報研究向け音声対話データベースを使用し,人間による感情の評価と,音声感情認識システムによる感情の推定値を比較した.対話者間の感情の関係を深く理解するため,相互相関分析と対話者間の感情の時間遅れに関する調査を行った.この分析を通じて,対話者間の感情の動態を捉え,感情の相関が時間の経過と共に徐々に弱まることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 人工知能学会全国大会論文集
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人工知能学会全国大会論文集 JSAI2024 (0), 4Xin274-4Xin274, 2024
一般社団法人 人工知能学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018971042575488
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- ISSN
- 27587347
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可