論理的・共感的な理解を育む中学地理の授業実践の成果と課題 : 単元「オセアニア州」を通して
書誌事項
- タイトル別名
-
- Developing Logical and Empathetic Understanding : Achievements and Challenges of Junior High School Geography Class Practice : A Case of the “Oceania” Unit
この論文をさがす
説明
本稿は,中学地理の授業を通じて,生徒たちに論理的・共感的な理解をどのように育むことができるかを,「オセアニア州」の授業実践を通じて考察した。この授業実践は「持続可能な社会」の担い手の育成に貢献する地理教育には,土台となる論理的・共感的な理解の育成が必要であるとの筆者達の考えに基づき構成した。さらに,教科書を主な教材とすることで,地理を専門外とする教員にも実施しやすい試案を目指した。授業実践の結果,教科書を主教材とする授業でも十分成果が得られることを示すことができた。一方で,教員は地理学の専門知識だけでなく,言語教育学などから新しい教育方法を学ぶ必要性等の新しい課題も見えた。
野間晴雄教授退職記念号 特集:地理学万華鏡─俯瞰・比較と応用
収録刊行物
-
- ジオグラフィカ千里 = Geographica Senri
-
ジオグラフィカ千里 = Geographica Senri 3 137-153, 2024-03-02
千里地理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390019004053853568
-
- NII書誌ID
- AA12878200
-
- HANDLE
- 10112/0002001484
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB