保育の専門性を高めるための研修の在り方を探る ―― 一人一人への適切な援助をめざす――

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Explore the Nature of Training to Enhance the Professionalism of Childcare―Aiming to Provide Appropriate Assistance to Each Individual―
  • ホイク ノ センモンセイ オ タカメル タメ ノ ケンシュウ ノ アリカタ オ サグル : ヒトリ ヒトリ エ ノ テキセツ ナ エンジョ オ メザス

この論文をさがす

説明

本研究の目的は,どのような研修が保育者の専門性を高めていくのかを探り,検討することである。「不適切な保育」という言葉が多く聞かれるようになり,保育現場では,保育者たちが「自分の保育が適切なのかと不安になる」という現象が起きている。子どもたちが,日々,喜んで登園しているか,子どもの育ちを見通し,常に自分自身の保育を振り返ることが大切だが,それを充実させていくことには努力が必要である。そのためには,一人一人の子どもへの適切な援助について,どのように関わることが望ましいのか,自分の保育について振り返える機会を十分にもつことが不可欠である。保育者間で保育について意見を交わし,確認すること,共有することは,保育者としての専門性を磨き合うことにつながっていくことだと考える。「不適切な保育」をどう受け止め,そこに保育者のどんな思いが足らなかったのか,何が必要なのかを考え合う研修会から,保育者自身の保育観,それぞれの視点,いろいろな考え方を学ぶことができる研修の在り方を考察していく。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ