病院放射線部門における災害時停電対策の実態調査

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タイトル別名
  • Nationwide Questionnaire Survey on Disaster Power Outage Countermeasures in the Radiology Departments of Hospitals
  • ビョウイン ホウシャセン ブモン ニ オケル サイガイジ テイデン タイサク ノ ジッタイ チョウサ

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説明

<p>【目的】病院放射線部門の災害時停電対策に関するアンケート調査を行い,各施設の現状を明らかにする.【方法】全国の医療機関600施設に対してWebによるアンケート調査を行った.調査内容は災害時における放射線部門への電力供給状況,放射線部門診療機器への停電の影響など全34項目とした.【結果】242施設(回収率:40.3%)からアンケートの回答が得られた.停電時に55.8%~68.2%の施設がCT装置,一般撮影装置,血管撮影装置を自家発電機で使用可能であった.医療情報システムについては,28.1%~40.7%の施設においてすべての検査室で使用不可であった.また,停電により81.4%の施設が放射線部門診療機器の動作不良を経験していた.【結語】放射線部門診療機器と医療情報システムに対する自家発電機による電力供給状況が明らかとなった.また,停電により多くの装置の動作不良が生じており,停電によるさまざまな状況を想定した訓練を実施しておくべきである.</p>

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