ERCP後膵炎予防のための一時的膵管ステント留置の実際

  • 池田 恵理子
    自治医科大学 内科学講座消化器内科部門 自治医科大学 病理診断部
  • 菅野 敦
    自治医科大学 内科学講座消化器内科部門
  • 山本 博徳
    自治医科大学 内科学講座消化器内科部門

書誌事項

タイトル別名
  • PROPHYLACTIC PANCREATIC DUCT STENTING FOR PREVENTION OF POST-ERCP PANCREATITIS

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説明

<p>ERCPとそれに関連する処置は胆膵診療において必要不可欠な内視鏡手技である.しかし,ERCPは偶発症の危険を伴い,中でもERCP後膵炎(post-ERCP panceratitis:PEP)は,他の偶発症と比較して頻度が高く,重篤になり得る.PEPを予防するためには,PEPのリスク因子の理解が重要である.PEPのリスク因子には患者および手技によるものが存在し,膵管内圧や膵組織圧の上昇,乳頭浮腫による膵液鬱滞が要因である可能性がある.PEPの高リスク症例に対して,一時的膵管ステントの留置がPEPの予防に効果的とされている.本稿では,PEPのリスク因子などについて概説し,予防法の一つである一時的膵管ステント留置の方法について述べる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390019070462875392
  • DOI
    10.11280/gee.66.1357
  • ISSN
    18845738
    03871207
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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