書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Acute Respiratory Failure due to Colonobronchial Fistula Treated by Endobronchial Occlusion Using Endobronchial Watanabe Spigot (EWS)
- EWS オ モチイタ キカンシ ジュウテン デ キュウメイ シタ キュウセイ コキュウ フゼン オ テイシタ ケッチョウ キカンシロウ ノ 1レイ
この論文をさがす
説明
<p>結腸気管支瘻(colonobronchial fistula:CBF)は消化管と気管支の間の瘻孔により,重篤な肺炎を併発し致死的となる.</p><p>症例は75歳,男性.下行結腸穿孔により生じた左横隔膜下膿瘍に対し経皮ドレナージと抗菌薬投与を行っていた.治療中に横隔膜下膿瘍が左肺底区気管支に穿破し,便汁の流れ込みによる重症肺炎をきたした.急性呼吸不全と敗血症性ショックとなり,救命のため穿孔部腸管の切除,人工肛門造設に加え,便汁の気道への流入を防止するためEndobronchial Watanabe Spigot (EWS)を用いた気管支充填術を行った.気管支充填により便汁の流れ込みは消失し,術中から呼吸状態は安定し術後は肺炎の増悪を認めなかった.手術から約2.5カ月後に自宅退院となった.</p><p>CBFに対するEWSを用いた気管支充填術は有用である.</p>
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 84 (12), 1852-1856, 2023
日本臨床外科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390019204223678208
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- NDL書誌ID
- 033264813
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可