緩和ケア病棟看護師の“呼吸困難感が生じている終末期がん患者の鎮静に向けた意向”の捉え方

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Palliative Care Unit Nurses Perceptions of Intentions toward Sedation of Terminally Ill Cancer Patients.

説明

<p> 急激な呼吸困難感のために言語的な意思の確認が困難な状況下にある終末期がん患者に対して,緩和ケア病棟看護師の“呼吸困難感が生じている終末期がん患者の鎮静に向けた意向”の捉え方を明らかにした。2022年7月~11月A県内の緩和ケア病棟で3年以上勤務経験のある看護師10名に,どのような現象を患者の意向として捉えているか等のインタビューガイドを用いて半構造化面接を実施した。緩和ケア病棟看護師が捉えた“終末期がん患者の鎮静に向けた意向”として,44コード,15サブカテゴリ,5カテゴリ【これまでの日常生活場面の患者の過ごし方から見えてくる意思を推し量る】【患者が最期の時を踏まえて語った内容から意思を汲み取る】【人生最終段階にある者として全うしてきた死への覚悟を意思として捉える】【あらゆる手段を講じても取り切れない終末期だからこそ苦痛緩和を意思と捉える】【家族や医療者間で推定した最善と話し合い続けてきたことを患者の意思とする】が抽出された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390019291630402304
  • DOI
    10.57444/shikokuactamedica.80.1.2_27
  • ISSN
    27583279
    00373699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ