書誌事項
- タイトル別名
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- Laboratory Performance Study of the Japanese Official Method to Detect Genetically Modified Papaya Line PRSV-YK
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説明
<p>組換えDNA技術応用食品の安全性審査の手続きが制定されて以降,安全性審査を受けていない遺伝子組換え食品の製造・輸入・販売は食品衛生法に基づいて禁じられている.したがって,遺伝子組換え食品検査体制の信頼性確保の面から,各検査機関の遺伝子組換え食品検査操作を確認する外部精度管理調査は非常に重要である.2022年度は安全性未審査の遺伝子組換えパパイヤPRSV-YK系統を検査対象とし,パパイヤペーストおよびDNA溶液を調査試料とした.これらの試料により,DNA抽出操作およびリアルタイムPCR操作の外部精度管理調査を実施した.参加した18機関は概ね正しくDNA抽出操作およびリアルタイムPCR操作を実施していることが確認されたが,PRSV-YK検知法について,一部のリアルタイムPCR装置で特定のDNA増幅試薬を用いた機関で,判定不能となる現象が見られた.すなわちこれらの装置と試薬の組み合わせでは,PRSV-YK検知法では正しく検知できない可能性が示唆された.検査法の信頼性確保のため,リアルタイムPCR装置とDNA増幅試薬の組み合わせがPRSV-YK検知法の検出限界にどう影響をするのか詳細に検討し,適切な対策を実施する必要がある.</p>
収録刊行物
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- 食品衛生学雑誌
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食品衛生学雑誌 65 (3), 61-66, 2024-06-25
公益社団法人 日本食品衛生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390019435379397120
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- NII書誌ID
- AN00117741
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- ISSN
- 18821006
- 00156426
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- NDL書誌ID
- 033611958
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- PubMed
- 39034137
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可