巨大ウイルスから発見された光でプロトンを輸送するヘリオロドプシン

  • 細島 頌子
    名古屋工業大学大学院工学研究科 名古屋工業大学オプトバイオテクノロジー研究センター
  • 角田 聡
    名古屋工業大学大学院工学研究科 名古屋工業大学オプトバイオテクノロジー研究センター
  • 神取 秀樹
    名古屋工業大学大学院工学研究科 名古屋工業大学オプトバイオテクノロジー研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Proton-transporting Heliorhodopsin from Coccolithovirus
  • キョダイ ウイルス カラ ハッケン サレタ ヒカリ デ プロトン オ ユソウ スル ヘリオロドプシン

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説明

<p>私たちは円石藻に感染する巨大ウイルスの持つヘリオロドプシンが光でプロトンを輸送するイオンチャネルであることを世界で初めて明らかにした.本稿ではヘリオロドプシンの発見から機能の解明,さらにイオン透過のメカニズムについて紹介する.円石藻ウイルスは光とヘリオロドプシンを利用してブルーム(白潮)の消失に関与している可能性も考えられ,ヘリオロドプシンの研究は地球環境の観点からも注目されている.</p>

収録刊行物

  • 生物物理

    生物物理 64 (3), 127-131, 2024

    一般社団法人 日本生物物理学会

参考文献 (24)*注記

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