校内にある教育資源活用を試みた「学び合いの場」の実践

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【研究目的】特別支援学校は、教育だけでなく福祉や医療分野等の様々な専門家が関わっている。これらの専門家との連携を進め、児童生徒にきめ細かい指導・援助を行うために複数担任制やティームティーチングなどを用いている。本校においても学年や学部の連携を進めている。本研究は、本校の高等部と中学部が協力して行う「学び合いの場」が生徒への指導・援助にどの様な影響を与えるかを検討することを目的とする。【方法】本校高等部の教員を対象に、「学び合いの場」を実施し、参加者へ個別の振り返りを実施する。その内容を記録した。【結果】「学び合いの場」と個別の振り返りは7月、9月、11月の3回実施した。高等部と中学部の教員のべ16名が参加した。石隈・田村式援助チームシート5領域版(石隈利紀,1999)を活用した。【考察】「学び合いの場」は学部を越えて教員同士の連携を促進する機能があることが分かった。その機能は、生徒への具体的な援助を広げることや、継続的な援助実行の促進などである。

収録刊行物

  • 研究紀要

    研究紀要 3 85-90, 2024-03-11

    大阪教育大学附属特別支援学校

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