重症患者に対する神経筋電気刺激のエビデンスと臨床活用のためのTips
-
- 野々山 忠芳
- 福井大学医学部附属病院 リハビリテーション部
書誌事項
- タイトル別名
-
- Evidence of neuromuscular electrical stimulation for critically ill patients and tips for clinical use
この論文をさがす
説明
<p>重症患者における離床・運動を中心とした早期リハビリテーションプログラムの一手段として,神経筋電気刺激が実施されている.これまで,NMESによる筋萎縮や筋力低下の予防,集中治療室獲得性筋力低下の発症予防,人工呼吸期間や在院日数短縮に関する効果が報告されており,ガイドラインでは実施が推奨され,他治療との併用効果に関する研究が進んでいる.しかしながら,年齢や重症度などの対象者特性による効果の違い,最適な刺激設定については不明であり,今後の検証が待たれる.また,患者の努力を必要とせず筋収縮を得ることが可能であり安全に実施可能である一方で,実際の臨床場面では重症患者特有のさまざまな障壁があり,使用には工夫や対策が必要である.</p>
収録刊行物
-
- 物理療法科学
-
物理療法科学 31 (1), 40-45, 2024
一般社団法人 日本物理療法学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390019756114631424
-
- ISSN
- 27581063
- 21889805
-
- 本文言語コード
- en
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可