ジャパニーズ・ドリームの再構築

書誌事項

タイトル別名
  • Reconstructing the Japanese Dream:
  • ジャパニーズ・ドリームの再構築 : ジェンダー意識の変化が変える都心-郊外構造
  • ジャパニーズ ・ ドリーム ノ サイコウチク : ジェンダー イシキ ノ ヘンカ ガ カエル トシン-コウガイ コウゾウ
  • Changing Gender Consciousness Changes the Urban-Suburban Structure
  • ―ジェンダー意識の変化が変える都心-郊外構造―

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説明

<p>    いつの時代も東京には全国から若い世代が流入してくる.かつて子育て期の家族のためにつくった郊外ニュータウンよりも,都心のほうが未婚女性も子供を産む女性も多い.だが面積の狭い都心だけで子育て期の家族を吸収しきることはできない.やはり郊外にも子育て期に家族が住むようにしないといけない.今後は,郊外を専業主婦だけの町にするのではなく,男女ともに,あるいは高齢者も,郊外で住みかつ働く場所に変えていかねばならない.郊外ニュータウンは極めて近代主義的な未来指向的な価値観と,男女役割分業を前提とした価値観で,1960年代に構想された人工的な都市である.そこでの暮らしは次々と産み出される新製品を消費することで豊かになると信じる暮らしだった.だがそれから60年.明らかに時代は変わっている.ニュータウンがオールドタウンになったとよく言われるが,お腹の中の子どもから100歳の老人,そして障がい者,要介護者までが一緒に住める街はよい街だ.もちろんSDGsの観点からも,新製品を少しも買わずに暮らせるニュータウンというものがあるなら,それこそが今後目指すべき,いわば「サステイナブルタウン」というべき新しい姿である.老若男女,障がい者もみんな一緒に住み・働き・買い物を楽しみ,ピカピカの新製品だけを買うのではなく,サステイナブルな郊外.それはかつてアメリカン・ドリームを模倣しただけのジャパニーズ・ドリームとしての郊外ではなく,それを再構築していくものである.</p>

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