日本の雇用者の多様な勤務スケジュール : インターネット調査に基づく実態把握

書誌事項

タイトル別名
  • Diverse Work Schedules of Japanese Employees Evidence from an Internet Survey
  • ニホン ノ コヨウシャ ノ タヨウ ナ キンム スケジュール : インターネット チョウサ ニ モトズク ジッタイ ハアク

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説明

本研究の目的は,筆者が2022年2月に行ったインターネット調査のデータを用いて,日本の雇用者の勤務スケジュールの実態を⑴労働時間の長さ,⑵勤務時間帯,⑶予見可能性,⑷制御可能性の4つの側面の組み合わせから把握することである。そのために,潜在クラスクラスター分析を用いて,勤務スケジュールの4つの側面を捉える変数群に基づき雇用者を類型化する。分析の結果,主に以下の2点が確認された。第一に,今回のサンプルでは4つの類型が識別され,4つの側面から見て複合的に不利な勤務スケジュールで働く雇用者グループの存在も示された。第二に,勤務スケジュールの類型間で,個人の年齢や学歴,就業形態,業種,職種等の分布は異なり,特に複合的に不利な勤務スケジュールで働くグループでは,運輸・郵便や医療・福祉といった第三次産業で,サービスの仕事に従事している割合が高かった。

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