二次元平面上でのHIT-6とMIBS-4の「見える化」による片頭痛治療評価のアプローチの有用性

  • 寺尾 健
    つだぬま頭痛・脳神経外科クリニック 津田沼中央総合病院脳神経外科
  • 野村 竜太郎
    神谷町脳神経外科クリニック

書誌事項

タイトル別名
  • The Utility of the approach to Migraine Treatment Evaluation through the Visualization of HIT-6 and MIBS-4 on a Two-Dimensional Plane

説明

<p>   片頭痛の患者支障度はきわめて大きいが,頭痛医療が十分に普及しているとはいえず,その一因として,患者の「自身が片頭痛である」という認識の欠如がある.われわれはHIT-6とMIBS-4を二次元平面上で視覚化することで患者自身の「片頭痛による支障度の理解」の向上を試みた.片頭痛患者100例を対象に,HIT-6とMIBS-4の,「点数表記の場合」と「二次元平面上にプロットした場合」での支障の理解度を,リッカート尺度で比較した.2群間比較で,有意に後者の理解度が高かった (マンホイットニーのU検定 : P<0.001) .これにより「視覚化」することで,より支障度が理解できるとわかった.</p>

収録刊行物

  • 日本頭痛学会誌

    日本頭痛学会誌 51 (1), 169-173, 2024

    一般社団法人 日本頭痛学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390020087850154240
  • DOI
    10.50860/jjho.51.1_169
  • ISSN
    24361577
    13456547
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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