我が国のヒノキ科花粉における気候変動の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of climate change on Cupressaceae pollen grains in Japan

説明

我が国では 1970 年代以降スギ花粉症の患者数が増加し,政府は花粉症研究を開始した.我々は全国 9 地点で, 1987 年から約 30 年間,主要抗原花粉としてヒノキ科花粉捕集状況と気象条件の変化の影響を分析した.ヒノキ 科の花粉捕集数は著しく年次変動し,気候変動,特に気温の上昇の影響により漸増した.また,北日本での花粉 飛散の開始が早くなり,全国的に一斉に開始するようになった. 花粉症患者増加の理由の一つとして気候変動がヒノキ科花粉捕集数の増加と花粉飛散の開始へ影響したことが 挙げられる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390020154258007808
  • DOI
    10.24524/jjpal.69.1_6911
  • ISSN
    24330272
    03871851
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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