蛍光X線スペクトルのケミカルシフトを用いた鉄鋼スラグ中Alの化学状態分析

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス
  • 山本 知央
    京都大学大学院工学研究科材料工学専攻
  • 宮内 宏哉
    京都大学大学院工学研究科材料工学専攻
  • 山本 孝
    京都大学大学院工学研究科材料工学専攻
  • 河合 潤
    京都大学大学院工学研究科材料工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Chemical State Analysis of Al Contained in Iron and Steel Slag Using Chemical Shift of X-Ray Fluorescence Spectra
  • ケイコウ Xセン スペクトル ノ ケミカルシフト オ モチイタ テッコウ スラグ チュウ Al ノ カガク ジョウタイ ブンセキ

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説明

<p>鉄鋼スラグに含まれるアルミニウムの化学状態を分析することを目的とし,X線分光法を用いて,Al Kα線のケミカルシフトと配位数との相関からスラグ中に含まれるアルミニウムの化学状態分析を行った.スラグ試料としては,アルニミウムを約14~31[mass%]含む高炉スラグ及び製鋼スラグを用いた.また,実際にスラグ試料を測定する前に,配位数の既知であるアルミニウム化合物について蛍光X線分光法により,配位数とケミカルシフトとの相関を確認した.これらの結果,本研究で用いたスラグ試料に含まれるアルミニウムはいずれも4配位型(AlO4型)の構造であることが結論された.</p>

収録刊行物

  • X線分析の進歩

    X線分析の進歩 41 (0), 177-183, 2010-03-31

    公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会

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