内視鏡AIに関するポジションステートメント

この論文をさがす

説明

<p>消化器内視鏡検査領域において人工知能(artificial intelligence:AI)の研究開発が盛んになっている.薬事承認を受けている内視鏡AI医療機器は国内だけでも10以上にのぼり,多数のランダム化比較試験が本邦および海外から発表されている.しかしながら,AI導入における臨床効果と不利益のバランスに関する検証不足・不明瞭な費用対効果・信頼できるガイドラインの欠如・確立されていない診療報酬加算などの理由から,その導入は円滑に進んでいるとは言い難い.</p><p>この状況を鑑み,日本消化器内視鏡学会は,内視鏡診療におけるAIの状況についての見解を,以下のポジションステートメント(声明)として提供する.本声明は,日本消化器内視鏡学会AI推進検討委員会が主体となり,多様性に富んだパネルメンバーとともに作成した9個のステートメントからなる.これらのステートメントは,内視鏡検査の質・費用対効果・診療上の不利益・準備知識・医療安全/法的責任に関するものを包括的に含んでおり,実際の内視鏡検査の現場で役立つよう配慮し作成された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ