港湾地域強震観測から得られる速度PSI値を用いた港湾単位での被害有無の概略判定手法

書誌事項

タイトル別名
  • A METHOD TO ESTIMATE THE PRESENCE OR ABSENCE OF SEISMIC DAMAGE OF MOORING FACILITIES IN PORT BY USING VELOCITY-PSI VALUE OBTAINED FROM STRONG-MOTION SEISMIC OBSERVATIONS

説明

<p> 本研究では,港湾地域強震観測網で得られる各港湾での地震波形(地表面)から計算される速度PSI値により,当該港湾での係留施設の被害有無を概略判定する方法を提案した.「被害有り」の定義は観測点の位置する港湾内で一箇所でも被害がある場合とし,1962年〜2024年1月1日(令和6年能登半島地震)までの観測データによる速度PSI値と当該港湾での被害の有無をデータ化し,概略判定手法を検討した.概略判定手法として,1)速度PSI値を段階的に区分し,区分毎に想定される係留施設の被害有無や被害程度の説明を付した現場技術者向けの判定表と,2)速度PSI値を指標とした,港湾単位での係留施設の被害有無の可能性を表現する地震フラジリティ曲線である.本手法を,能登半島地震における港湾の被害有無の判定に適用した結果,一定の適用性が確認された.</p>

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参考文献 (7)*注記

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