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Tendency of Overuse of “no” in Japanese : An Analysis by Learners’ First Language and Part-of-Speech Using I-JAS
Bibliographic Information
- Other Title
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- 過剰使用される「の」の傾向―多言語母語の日本語学習者横断コーパスを用いた母語別・品詞別分析―
- カジョウ シヨウ サレル 「 ノ 」 ノ ケイコウ : タゲンゴ ボゴ ノ ニホンゴ ガクシュウシャ オウダン コーパス オ モチイタ ボゴ ベツ ・ ヒンシ ベツ ブンセキ
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Description
本研究は,多言語母語の日本語学習者横断コーパス(I-JAS)(迫田 2020,迫田・小西・佐々木・須賀・細井 2016)を用いて,中国語話者,韓国語話者,英語話者を対象に,日本語の名詞修飾構造における「の」の過剰使用の誤りを,修飾部の品詞別の分析を通して検証する。データ分析の結果,「の」の過剰使用は,母語別にも品詞別にも起こる確率が異なっていることが分かり,「の」の過剰使用の原因を解明するには,より詳細な分析が必要であることを示した。特に,本研究では,韓国語話者による「の」の過剰使用の誤用が顕著に少なかったことや英語話者が中国語話者と類似した傾向を示したことから,母語の影響について通言語的に再度詳しく検証することの示唆が得られた。
Journal
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- 人文研紀要
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人文研紀要 108 1-13, 2024-09-30
人文科学研究所