中学生における電気回路の接続に関する概念理解と実体配線図作成の能力との関連性

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Students' Understanding of Electric Wire Connection Concepts and the Ability to Draw Physical Wiring Diagrams in Junior High School

説明

<p>本研究は,中学生における電気回路の接続に関する概念理解と実体配線図作成の能力との関連性について明らかにすることを目的とした。理科電気分野未習の中学2年生と既習の3年生の合計332名を対象に,並列回路を題材として,部品の位置関係や向きの異なる4条件の回路図・実体図を示し,それぞれの回路の判別力や実体配線図の作成能力について調査した。その結果,全体を通して部品の位置関係や向きが変わると回路の理解度が低下する傾向にあり,参照図に近い回路であれば理科既習・未習の差が見られたが,部品の向きが異なる回路においては理解度の差は認められなかった。さらに,接続の概念理解と設計力の関係について,配線図の作成を正しく行うためには,解となる回路を思いつき,回路図と同型であることを判断する内理解および非同型であることを判断する外理解の両方が求められることが明らかになった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390020850995509120
  • DOI
    10.32309/jjste.65.3_141
  • ISSN
    24346101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ