トンレサップ湖水上集落における家庭ごみ組成分析
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- 哈 布尓
- 岡山大学
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- 藤原 健史
- 岡山大学
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- Vin Spoann
- Royal University of Phnom Penh
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- Chandara Phat
- Royal University of Phnom Penh
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- 築地 淳
- 岡山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of household waste composition in floating villages on the Tonle Sap Lake
説明
<p>カンボジア王国トンレサップ湖水上集落における廃棄物収集・処理システムの構築が緊迫な課題といえる。地域住民参画型廃棄物収集システムを構築するために、廃棄物の量と種類を特定する必要がある。これは村人たちの住むボートハウスから出るごみ組成を分析するが必要である。そこで、本研究ではカンボジアトンレサップ湖にある4つの村落を対象にボートハウスのごみ組成を検討した。さらに、ボートハウスから排出されたごみのうちプラスチック廃棄物に対して詳細な解析を行った。プラスチックごみの推定量1軒あたり1日180.91gであり、水上集落住民1人あたり1日40.21gのプラスチックごみを排出することが分かった。これは、アメリカ、中国、カンボジアの平均(それぞれ1人あたり1日340g、120g、70g)と比べて非常に低いものの、インドの1人あたり1日10gよりは多い値である。</p>
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 35 (0), 49-, 2024
一般社団法人 廃棄物資源循環学会