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- 正木 崇生
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 花房 規男
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 阿部 雅紀
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 常喜 信彦
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 星野 純一
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 谷口 正智
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 菊地 勘
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 長谷川 毅
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 後藤 俊介
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 駒場 大峰
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 中井 滋
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 長沼 俊秀
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 福間 真悟
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 三浦 健一郎
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 山本 卓
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 和田 篤志
- 日本透析医学会統計調査委員会
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- 友 雅司
- 日本透析医学会理事長
書誌事項
- タイトル別名
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- 2023 Annual Dialysis Data Report, JSDT Renal Data Registry
- ワガクニ ノ マンセイ トウセキ リョウホウ ノ ゲンキョウ(2023ネン 12ガツ 31ニチ ゲンザイ)
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説明
<p>日本透析医学会統計調査(JSDT Renal Data Registry:JRDR)の2023年末時点における年次調査は,4,529施設を対象に実施され,施設調査票に関しては4,470施設(98.7%),患者調査票に関しては4,284施設(94.6%)のほぼ例年通りの回答を得た.わが国の透析患者数は近年増加速度が低下していたが,2023年末の施設調査結果による透析患者数も343,508人と,前年に続き減少した.人口百万人あたりの患者数は2,762.4人であった.患者調査結果による平均年齢は70.09歳で,最も多い原疾患は糖尿病性腎症(39.5%),次いで慢性糸球体腎炎(23.4%),第3位は腎硬化症であった(14.0%).2023年の施設調査結果による透析導入患者数は38,764人であり,2022年から919人減少した.患者調査結果による透析導入患者の平均年齢は71.59歳であり,原疾患では糖尿病性腎症が最も多く38.3%で,昨年より0.4ポイント少なかった.第2位は腎硬化症(19.3%)で,2019年から慢性糸球体腎炎を上回り,増加が持続している.2023年の施設調査結果による年間死亡患者数は38,073人であり,前年に比較して391人減少した.年齢調整がされていない年間粗死亡率も,昨年と同じく11.0%であった.主要死因は感染症(22.7%),心不全(20.4%),悪性腫瘍(7.6%)の順で,2023年も感染症が最も多かった.2012年以降,血液透析濾過(HDF)患者数は急増しており2023年末の施設調査票による患者数は203,113人で,維持透析患者全体の59.1%を占めた.腹膜透析(PD)患者数は10,585人で2017年から増加傾向にある.PD患者のうち21.0%は血液透析(HD)やHDFとの併用療法であり,この比率はほぼ一定していた.2023年末の在宅HD患者数は799人であり,2022年末から28人減少した.2023年は,新規調査として施設調査でバスキュラーアクセス管理におけるエコー使用状況,プローブヘッドの消毒状況,患者調査では運動療法,栄養指導,生活活動度に加え,2023年1年間のイベント発症(悪性腫瘍,深部静脈血栓症,肺塞栓症,シャント閉塞,眼底出血),1年間の入院の有無と理由を行い,引き続き,新型コロナウイルス感染症,生体腎移植による腎提供の既往が調査された.これらのデータはそれぞれの疾患・患者に関する基礎資料となり,その結果から,より治療効果の高い日常臨床パターンの提案が期待される.</p>
収録刊行物
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- 日本透析医学会雑誌
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日本透析医学会雑誌 57 (12), 543-620, 2024
一般社団法人 日本透析医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390021218874952448
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- NII書誌ID
- AN10432053
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- ISSN
- 1883082X
- 13403451
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- NDL書誌ID
- 033916919
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可