Rommens分類IVbの脆弱性骨盤輪骨折に対してtrans-iliac trans-sacral screw固定を施行した2例
書誌事項
- タイトル別名
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- TWO CASES OF TRANS-ILIAC TRANS-SACRAL SCREW FIXATION FOR ROMMENS CLASSIFICATION IVb FRAGILITY FRACTURE OF PELVIC RING IVb
説明
<p> 高齢者の低エネルギー外傷による脆弱性骨盤輪骨折 (fragility fractures of the pelvis : FFP) が増加している. 特にRommens分類FFP IVbのH型やU型は, 脊椎骨盤解離の特徴を有するため, 手術はSpinopelvic Fixation (SPF) が施行されることがある. しかし, 既往歴の多い高齢患者に対してはtrans-iliac trans-sacral (TTS) screw固定などの低侵襲な治療が望まれる. 今回, 著者らはFFP IVbに対してTTS screw固定を施行した2例を経験した. 2症例ともにFFP IVbのH型で, 横骨折の高位はS2椎体レベルであった. S1に対してTTS screwを2本挿入し, 術直後から全荷重歩行を許可. 術後6ヵ月で骨癒合し受傷前と同様のADLとなった. 術前に綿密な計画と技術の再確認が必要であるがTTS screwが2本挿入できれば, 良好な臨床転帰を得られる.</p>
収録刊行物
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- 日本外傷学会雑誌
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日本外傷学会雑誌 39 (1), 19-24, 2025-01-20
一般社団法人 日本外傷学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390021459405306112
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- ISSN
- 21880190
- 13406264
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可