化学実習と薬理学実習の連携を目指した， 学生が合成した化合物の薬理活性の評価 ： 気管支喘息治療薬テオフィリンの合成と気管平滑筋弛緩作用

安東 嗣修, 福石,信之, 坂梨 まゆ子, 青柳 裕, 渡邉 真一, 永津 明人

doi:10.69275/0002000123

化学実習と薬理学実習の連携を目指した，学生が合成した化合物の薬理活性の評価：気管支喘息治療薬テオフィリンの合成と気管平滑筋弛緩作用

DOI 機関リポジトリ Web Site

書誌事項

タイトル別名

Evaluation of pharmacological activity of chemical compound synthesized by students, aiming at collaboration between chemistry practice and pharmacological practice ： Synthesis of bronchial asthma drug theophylline and its relaxing effect on tracheal smooth muscle
カガクジッシュウトヤクリガクジッシュウノレンケイオメザシタ,ガクセイガゴウセイシタカゴウブツノヤクリカッセイノヒョウカ : キカンシゼンソクチリョウヤクテオフィリンノゴウセイトキカンヘイカツキンシカンサヨウ

この論文をさがす

説明

薬学部における化学系実習と薬理系実習の連携を図るため，学生が化学合成した薬物が薬理活性を有しているか調べた。本評価では，学生が合成をした気管支喘息治療薬であるtheophyllineを用いた。Histamineで収縮させたモルモット気管平滑筋は，学生が合成したtheophyllineによって弛緩した。このことから，化学系実習で合成したtheophyllineは，薬理活性を有していること示された。以上のことは，化学系実習と薬理系実習が連携する薬学部独特の新たな実習形態を構築することができることを示唆する。