ファラデー定数の測定と電解薄膜の観察を両立する教材の検討

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タイトル別名
  • Development of Experimental Materials for Measuring Faraday's constant
  • —Observation of thin films obtained by electrolysis—

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説明

<p>高校化学の教科書には,硫酸銅(Ⅱ)水溶液を用いたファラデーの法則の検証実験が掲載されている.この実験では銅箔膜も生成する.そこで,ファラデー定数の測定だけでなく,陰極板に析出した電解薄膜をテープを用いて剥離し,持ち帰って観察することが可能となる実験方法を検討した.さらに,同様の実験を,硫酸ニッケル(Ⅱ)水溶液で実現することができないかについても調査した.</p><p>電源装置だけでなく単1乾電池を用いて実験を繰り返したところ,教科書法の実験装置に1Ωまたは3Ωの抵抗器を接続することで,ステンレス板表面に形成された電解薄膜の剥離しやすさが改善されるとともに,文献値に近いファラデー定数をとることが確認できた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390021779979979392
  • DOI
    10.14935/jsser.39.3_19
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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