外傷全身CTにおける上肢挙上困難例に対するdual-energy CTの有用性の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of the usefulness of dual-energy CT for patients with upper limb elevation difficulty in trauma whole-body CT

説明

<p>外傷全身CTの上肢挙上困難例では,上肢によって生じるアーチファクトにより画質低下を引き起こす。本研究は,dual-energy CT(以下DECT)が上肢によって生じるアーチファクトを改善できるかを評価した。人体ファントムを用いた評価により,DECTのstandard deviation(SD)は,single-energy CT(以下SECT)よりも有意に向上したことが示された。また,DECTの軟組織ロッドのcontrast-to-noise ratio(CNR)は,SECTよりも高く画質の向上が期待された。このことから, DECTは,撮影時間,画像作成時間を考慮しながら上肢挙上困難例の外傷全身CTに,DECTが有用である可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390021868461798272
  • DOI
    10.11240/jsem.28.41
  • ISSN
    21879001
    13450581
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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