外傷全身CTにおける上肢挙上困難例に対するdual-energy CTの有用性の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of the usefulness of dual-energy CT for patients with upper limb elevation difficulty in trauma whole-body CT
説明
<p>外傷全身CTの上肢挙上困難例では,上肢によって生じるアーチファクトにより画質低下を引き起こす。本研究は,dual-energy CT(以下DECT)が上肢によって生じるアーチファクトを改善できるかを評価した。人体ファントムを用いた評価により,DECTのstandard deviation(SD)は,single-energy CT(以下SECT)よりも有意に向上したことが示された。また,DECTの軟組織ロッドのcontrast-to-noise ratio(CNR)は,SECTよりも高く画質の向上が期待された。このことから, DECTは,撮影時間,画像作成時間を考慮しながら上肢挙上困難例の外傷全身CTに,DECTが有用である可能性が示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 28 (1), 41-47, 2025-02-28
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390021868461798272
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可