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- 萩原 和
- 滋賀県立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Practical application of semantic segmentation to extract elements from landscape images
- An example of object detection using YOLOv8
- YOLOv8による物体検出手法を一例として
説明
<p>本報告では、さまざまに取り組まれている物体検出の中でも、ピクセル単位で検出できる「セマンティックセグメンテーション」に注目した。具体的にはYOLOv8を例として、ローコードプログラミングによる画像解析手法が、非専門家の立場であっても十分理解し活用可能なものなのか、その実際について明らかにした。これによって景観まちづくりにおける物体検出の社会実装への道筋を少しでも明瞭化するとともに、画像解析上でのさまざまな注意点を精査し、今後の実装における課題点を整理することを意図した。 その結果として、YOLOv8の3つの学習済モデルのファインチューニングを実施し、その追加学習の精度の状況、さらには物体検出の実装手順における使い勝手を検証することができた。本報告では、紙面の都合上、細やかな物体検出における微調整は省略したものの、約9時間に及ぶ追加学習は、景観要素検出の精度向上に大きく寄与することがわかった。その一方で、気軽に物体検出し、こなれた分析手法として位置付けるには、まだまだハードルが高いことも判明した。今後の検証では、さらに物体検出の研究レビューを進めるとともに、景観まちづくりに資する画像解析手法の精緻化、ならびに簡易化を模索していくことにしている。</p>
収録刊行物
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- 都市計画報告集
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都市計画報告集 23 (4), 462-, 2025-03-14
公益社団法人 日本都市計画学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390022023424064256
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- ISSN
- 24364460
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可